こんにちは!
以前紹介したテント選び(入門編)に続いてキャンプには欠かせないアイテムである
寝袋(シュラフ)について紹介していきます。
今回も寝袋を選ぶ際の軸について触れていこうと思います。
寝袋には、フィルパワー、3シーズン、快適使用温度などややこしい用語が登場します。
今回は、出来るだけ難しい言葉を簡単に嚙み砕いて説明したいと思います!
(今回は、フィルパワーについては触れません笑)
では、まずまとめを書きます!!
- 寝袋の形
- 封筒(レクタングラー型)→メリット:広々空間 デメリット:冷気が入り込む
- マミー型→メリット:つま先から頭まで暖か デメリット:少し窮屈で暑苦しい
- どの季節でキャンプするか?
- 春~秋なら3シーズン用寝袋が万能
- 冬なら可能な限り暖かい寝袋(快適温度に注意する)
- どのような方法でキャンプに行くか?
- 徒歩、バイク→コンパクトなダウン寝袋
- 車→化繊寝袋
- 予算
- ダウン寝袋→高価、化繊寝袋→安価
それでは、詳しく書いていきます!!
1.寝袋の形
寝袋には様々な形があります。
ここでは代表的な形を取り上げます。代表的なものは下記のようなものです。
- 封筒(レクタングラー)型→封筒のような長方形。
- マミー型→フードのような部分があり、頭までスッポリ。ミイラや蓑虫みたいになる。
それでは、各種寝袋のメリット、デメリットについて列記します。
封筒(レクタングラー)型
封筒型のメリットは、寝袋の中にゆとりがあり寝返りしやすいという点です。
封筒型のイメージは、名前の通り封筒です。
長方形の上部以外の3辺が閉じており、開いている上部の辺から頭を出します。
マミー型に比べて圧迫感がありません。
デメリットとしては、上部の入り口部分から冷気が入り込みやすく保温効果が低い点です。
また、頭まで覆うフード部分がないため、冬は顔、耳、頭がノーガードで寒いです。
冬にこの形の寝袋を使用する際は、パーカーやネックウォーマーが必要でしょう。
マミー型
マミー型のメリットは、頭、耳まで暖かいという点です。
マミー型は、頭までスッポリと覆われて、顔前面だけ開いている形ならではの長所ですね。
デメリットとしては、覆われている部分が多いため寝返りがしづらい、夏は暑い点でしょうか。
2.どの季節でキャンプするか?
春~秋にかけてキャンプをする方は、「3シーズン」と記載のある寝袋を選ぶといいでしょう。
3シーズン用寝袋を一つ買うことで、春から秋までどの季節でも大体対応できます。
夏に暑ければジップを開けて涼しくすればいいので!
注意すべきは、冬にキャンプする場合です。
今回の記事は、これからキャンプをする方へ向けて書いるため、デビュー戦が冬キャンプという、
RPGゲームで言うところの「チュートリアル直後、ラスボス戦」に該当する人は少ないでしょうが、
知ってて損はしないと思うので書いておきます!
寝袋には、快適温度(COMFORT)、限界温度(LIMIT)という数値があります。
この数値は、「どの温度まで快適に寝られるか」と「どの温度まで耐えられるか」
ということを表しています。
この二つのうち重視すべきは、快適温度です。
この数値に収まる温度であれば、快適に寝れるというわけなので。
ただし、ここで注意すべき点が2つあります。
一つ目は、「快適温度」の定義が各メーカーで微妙に違う点です。
なので、寝袋を選ぶ際は、各メーカーの「快適温度」の定義を確認した方が良さそうです。
二つ目の注意点は、「本当の快適温度」は表示温度から約5度性能を落とすということです。
この考え方は、冬用寝袋では必須知識であり、どのシーズンの寝袋選びでも役立ちます!
「快適温度が5度だから、5度まで安心だ。」
「快適温度が-10度だから、-10度まで大丈夫だ。」
このように考えると失敗します。
「快適温度が5度だから、10度まで安心だ。」
「快適温度が-10度だから、-5度まで大丈夫だ。」
このように考えて寝袋を選ぶと失敗と後悔をしなくて済みます。
私自身、「快適温度が0度の寝袋だから次の冬キャンプ余裕だな。」と冬キャンプに挑み、
自然の厳しさに太刀打ちできず、熟睡することなく目がギンギンで朝を迎えた経験があります。笑
3.どのような方法でキャンプに行くか?
キャンプ場へのアクセス手段でも選ぶ寝袋が変わってきます。
ここで触れる寝袋の種類は、上記で説明した形ではなく、
「寝袋の中にどの素材を使っているか」とうことです。中の詰め物の話です。
中に詰めている素材は、
- ダウン→鳥の羽
- 化繊→化学繊維
の二つです。
それぞれの素材についてさらに細分化すれば様々ありますが、ここでは割愛させていただきます。
それでは簡単にそれぞれのメリット、デメリットを書きます。
●ダウン寝袋
メリット:コンパクト(大体15㎝×30㎝)
デメリット:同等快適温度帯の化繊寝袋に比べ値段が高い
●化繊寝袋
メリット:同等快適温度帯のダウン寝袋に比べて値段が安い
デメリット:収納サイズが大きい(大体30㎝×50㎝)
比較はこんな感じです。
もっとメリット、デメリットはあるのですが、
それは一歩や二歩踏み込んだ話になるのでここでは割愛します。
徒歩やバイクでキャンプする方は、持っていける道具の量がすごく限られるため、
ダウン寝袋にすると荷物に少し余裕が生まれると思います。
逆に、車でキャンプをする方は、積載量をさほど気にする必要はないため、
化繊寝袋でも問題なさそうです。
4.予算
最後に予算です。
一般的に寝袋の値段は、中の詰め物の「素材」と「量」で変化します。
●素材による価格: ダウン > 化繊 ※同等快適温度帯で比較した場合
●量: 冬用寝袋 > 夏用寝袋
となり、冬用のダウン寝袋だと高価な買い物ということになりますね。
4.まとめ
寝袋に関しては、いろいろ考えるべき事柄が多く本当に悩みます。
今回は、機能面や価格など割愛した部分が多く、寝袋の全てを伝えきれない内容だったと思います。
今後、寝袋のおすすめ商品などを紹介する予定なので、
各種類によるさらなる特徴などはその時にでも触れていきます!
それでは皆様、良いキャンプライフを!!
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